チラシ・ポスティングなどの販促にGISを活用して商圏分析を行う方法の紹介です。
商圏分析では、国勢調査等の様々な調査データを地図上に視覚化することで、ターゲット層の分布を視覚化することが可能になります。
分析結果を利用すると、ターゲット層が少ない地区への販促物の配布を削減するなどの効率化を図ることが可能になり費用削減を実現できます。

分析例1:チラシ・ポスティング配布エリアを効率化する

商圏分析を活用すると、ターゲット層が多い地域へのチラシ配布が可能になります。

ステップ1.店舗周辺の地域特性を把握する

集客のためチラシやポスティングを実施する場合、店舗周辺に一律に配布してしまうとターゲット層がほとんどいない地区にも販促物が配布されてしまい無駄打ちとなってしまいます。
国勢調査データを用いて店舗周辺の地域特性を集計すると、店舗周辺の住民の人口や年齢層、世帯数、家族構成等を町丁字毎に把握することができ、より効率的に販促物を届けることが可能になります。

ステップ2.ターゲット層の比率が高いエリアを見つけ出す

子供連れのファミリー層を呼び込みたい飲食店では、「18歳未満親族がいる世帯」「民営借家世帯」「小中学校から近い地区の世帯」をターゲット世帯としてチラシを重点的に配布すると効果的です。
商圏分析では、この3つの層すべてが多い小地域を、重点地区として見つけ出すことができます。
さらに、その地区の総世帯数に対するターゲット世帯の比率を計算することで、総世帯数が多くないがターゲット世帯が多く生活している地区を分析することも可能になり、ポスティング費用を最適化することができます。

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分析例2:推計年収データや要介護認定者推計データを活用する

年収別世帯数の推計データや要介護認定者推計データを使用すると、さらに高度なターゲット層の分布を分析できます。

ステップ1.高価格帯商品のターゲット世帯が多い地区を見つけ出す

推定年収1500万円以上の持ち家世帯数の割合

公開されているデータを複数使用して、年収別世帯数を推計する事ができます。
高価格帯の商品をアピールするための集客施策を実施する場合、「年収1500万円以上」の世帯数を町丁字毎に推計する事ができるので、ターゲット層に重点的アプローチする事が可能です。

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ステップ2.介護施設の利用者層の分布を分析する

要介護認定者の分布

公開されている統計調査結果を使用して、要介護認定者数を推計する事ができます。
介護福祉施設の周知のためポスティング等を実施したい場合、ターゲットとなる方たちが多い地区を絞り込む事が可能になります。

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