「無料でGISを使ってみる」シリーズでは、無料で使えるGISソフトであるQGISを使用して、QGISを全く触ったことがない人でもわかるように、GISの様々な機能の使い方を解説いたします。
ぜひあなたもインストールして様々な分析にトライしてみましょう!

QGISとは

QGISとは無料で使えるGISソフトです。
オープンソースで開発されており世界中の人たちが常に改良を加えています。

オープンソースとは・・・
【オープンソースとは、人間が理解しやすいプログラミング言語で書かれたコンピュータプログラムであるソースコードを広く一般に公開し、誰でも自由に扱ってよいとする考え方。また、そのような考えに基づいて公開されたソフトウェアのこと。】

http://e-words.jp/w/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9.html

数十万円するような商用のGISと変わらない機能を持ちながら誰でも制限なく使うことができ、世界中の企業や研究分野、地方公共団体で使用されています。
例えば、国土交通省の「GIS・地理空間情報活用への取組」というページでは、地方公共団体での使用を広めるため「QGISの操作マニュアル」が公開しています。

本webサイトで紹介している地図も全てQGISを使用して作成しています。
このソフトとオープンデータを活用することで、費用をかけずに販促資料を作成することができます。

このシリーズでは、QGISを全く触ったことがない人でもわかるように、インストールの手順から順番にQGISの使い方を解説していきますので、ぜひあなたもインストールして様々な分析にトライしてみましょう!
今回はQGISのインストール手順の紹介と、ベースの地図を表示する手順の紹介です。

QGISのインストール

まずは、インストールをしてみましょう!
QGISのホームページはこちらです。「ダウンロードする」をクリックしてインストールファイルがおいてあるダウンロードページへ移動します。

「ダウンロードする」をクリックすると以下のようなダウンロードページに移動します。

Windowsの方は1番上、Macは2番目、Linuxは3番目をクリックするとインストールファイルのダウンロード先が表示されます。
Windowsの例で解説を進めます。

「Windows版のダウンロード」をクリックすると、ウインドウが広がりいくつかのリンク先が表示されます。
ダウンロードできるバージョンが複数あるということなのですが、少し下にスクロールすると「長期リリースレポジトリ(最も安定)」と書かれた場所が出てきます。

今回はこの長期リリースレポジトリバージョンをインストールしたいと思います。
このバージョンは最新版ではないですが最も安定して動作するバージョンです。

最新版には新機能が含まれておりお得な感じがしますが、不安定な動作になることがあります。
長期リリースレポジトリバージョンは、十分にテストされた機能のみが導入されており安定した動作が期待できます。

また、インストールファイルは64bit用と32bit用が用意されています。
あなたのパソコンに合った方をダウンロードしましょう。
よくわからない!という方も多いと思います。
でも簡単に確認できます。こちらのページにわかりやすく紹介されていましたので参考にして調べてみましょう。

Windows10 – 32ビット版か64ビット版かを確認

あなたのパソコンが64bitであれば、「QGIS スタンドアロンインストーラ バージョン 3.4 (64ビット)」)と書かれているリンクをクリックします。32bitであれば最後に(32ビット)と書かれている方になります。

クリックするとダウンロードが始まります。ネット環境によっては時間が10分以上かかるかもしれません。完了するのを待ちましょう。

ダウンロードが終了したら、保存されたファイルをダブルクリックして開きます。

ファイルを開いたときにこのような画面が現れた場合は問題ありませんので、「はい」を選択しましょう。

すると、こういうウインドウが現れます。
「次へ」を選択します。

この画面が表示されます。
規約が書かれていますので、基本姿勢として目をとおしておきましょう。
ただし、全文英語の長文です。最近はgoogle翻訳の精度も上がっているとのことなのでなんとか目を通します。特に問題ないので「同意する」を選択します。

この画面が表示されインストール先のフォルダを選択できます。
特にこだわりがなければこのまま「次へ」を選択します。

今度は、この画面が表示されコンポーネントを選んでくださいといわれます。
必要なコンポーネントがある場合は、チェックボックスにチェックを入れると追加でインストールしてくれますが、今回は不要です。
これはアメリカの地図データ等です。そのまま「インストール」を選択しましょう。

インストールが開始されます。完了するまで数分かかります。少し待ちましょう。
無事にインストールが完了するとこのような画面が表示されます。

「完了」をクリックするとこのウインドウが閉じられます。

そしてデスクトップにはこういうフォルダーが誕生します。

このフォルダを開いて中を見てみるとこのようなファイルができています。
たくさんのファイルが出来ていて驚かれるかもしれませんが、基本的に普段使うのはひとつだけです。


それはこのファイルです。「QGIS Desktop」の後にバージョン番号が書かれたアイコンです。

これをダブルクリックで開いてみましょう。
すると QGIS のウィンドウが現れます。これがQGISの初期画面です。無事にインストールが完了しました。

ボタンが大量にあり、ちょっと引いた人もいるかもしれません。
しかし、日常的な作業で使うボタンはそれほど多くはありません。

最初から全てのボタンの使い道を覚える必要はなく、使う機会に出会った時に一つずつ覚えていけば問題ありません。

ベースの地図を表示する

さて QGIS をインストールして画面を表示することができましたが、これだけだと何も面白くありません。
まずは GIS のベースとなる地図を表示してみましょう。

表示できる地図は色々なものが使用できます。
自分が持っている地図を表示することもできますし、すでに用意されているものもあります。
用意されている地図の中には無料で使えるものの利用規約で用途が限定されていたり、購入が必要であったりするものもあります。
今回は Open Street Map と言う誰でも自由に使えるフリーな地図を表示させてみましょう。

地図を表示する最初の手順は画面の左の方にあるこの「XYZ Tiles」と書かれた文字の上で右クリックします 。
メニューが表示されますので「新しい接続」を選択します。

するとこういう画面が出てきます。
出てきたウィンドウで

  • 名前:OpenStreetMap
  • URL:http://a.tile.openstreetmap.org/{z}/{x}/{y}.png

をコピーします。

注意!コピーした時に「.png」の後ろにスペースが入ることが有ります。
スペースが入ってしまうと、この後うまく動作しないので余分なスペースが入っていないか確認しましょう。

この URL は地図の画像を表示する URL で自分が見たい場所の地図を自動的にダウンロードして表示してくれます。
URL をコピーしたら「OK」をクリックします。

すると、元の画面に戻ります。そして先程右クリックをした「XYZ Tiles」の文字の下に「OpenStreetMap」という文字が追加されています。

今度は、この「OpenStreetMap」の文字の上で右クリックをします。
メニューが表示されますので「選択したレイヤをキャンパスに追加」を選択します。
すると少し時間をおいて以下のように世界地図が表示されると思います。

この状態で、上の方にあるこのボタン(画像)を押すと地図のズームができます。

マウスカーソルが虫眼鏡のマークになると思いますので拡大したい範囲をクリック、そしてそのままマウスを動かして離します。
すると、その選択した範囲が拡大されて表示されるはずです。
もしくはあなたが持っているマウスにホイールが付いてる場合はホイールをコロコロ動かすだけで拡大したり縮小したりしてくれます。

あなたの家の周りであったり、行ってみたい場所であったり、いろんなところを拡大して見てみましょう。
地図を見るだけで色んな所に旅行行った気分になり楽しいですね!

今回の記事はここまでです。
QGIS をインストールして地図を表示するところまで解説いたしました。

次回は国勢調査のデータをダウンロードしてきて GIS 上に表示する方法を解説します。

次回→国勢調査結果をダウンロードしてQGISで表示する全手順

使用したデータ

  • OpenStreetMap
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