将来人口が500mメッシュ単位でわかるデータを紹介します。
国勢調査結果をもとに国立社会保障・人口問題研究所が推計しています。
2050年まで5年ごとの推計結果が500mメッシュごとに集計されています。
参考:地域の将来人口を推計する。オープンデータを使用して人口の予測をする方法
メッシュとは? 500mメッシュは日本全国を網羅するように配置されている「地域メッシュ」の1種です。 地域メッシュとは一定間隔の緯度経度ごとに区切られた四角形の範囲で、JIS規格(JIS X0410)に定められたルールに則して分割されています。 サイズや場所が規格化されているので異なるデータを同じ地域で集計したり、異なる地域のデータ同士を同じ基準で比較したりすることがしやすくなります。 最も大きい1次メッシュは約80km四方の範囲で、2次メッシュが約10km四方、3次メッシュが約1km四方と小さくなってきます。 今回紹介する500mメッシュは、3次メッシュの縦横を2等分にしたサイズで4次メッシュとも呼ばれます。 メッシュについての詳細は、総務省統計局のコチラのページをご参照ください。
マッピング例
例として、佐賀県のデータを使用し2015年と2050年の総人口を地図上で確認してみます。
2015年時点の総人口を地図上に表示してみました。
青系統の色が濃いメッシュは総人口が少なく、赤系統の色が濃いメッシュは総人口が多くなっています。
佐賀市や鳥栖市、唐津市、伊万里市に赤色のメッシュが存在し佐賀県内では人口が多い地域であることがわかります。
続いて、2050年の推計人口です。
全体的に青色のメッシュが増加しています。
2015年に人口が多い地域でも赤色からオレンジや黄色に変化しているメッシュがみられており、佐賀県全域で人口が減少する傾向であることが想定されています。
佐賀県東部にある鳥栖市はメッシュの色の変化が少なく、比較的人口の減少が小さくなりそうです。
調査事項
500mメッシュ毎に以下の項目が集計されている。
- 現在の人口(2015年時点)
- 将来人口(2020~2050年までの5年ごと)
将来人口は、「20〜24歳」「25〜29歳」・・・など5歳区切りの人口が、男女別及び総数の3区分で集計されている。
出典
- データ名:「500mメッシュ別将来推計人口(H30国政局推計)」
- 調査名:「平成27年国勢調査」、「日本の将来推計人口(平成29年1月推計)」、「日本の地域別将来推計人口(平成30年3月推計)」
- 作成元:総務省、国立社会保障・人口問題研究所、国土交通省
- 更新頻度:5年に一度
- 主な入手先:国土交通省国土数値情報ダウンロードサイト